風神 風の神は邪気のことであり、風に乗ってあちこちをさまよい、人を見れば口から黄色い息を吹きかけ、病気にしてしまう。 鬼の姿を模し、巻き髪、筋骨たくましく牙をむいた青鬼。大きな袋を持ってこれをふいごのようにして風を起こす。 千手観音の眷属で手の指は4本ずつ、足の指は2本ずつ。 雷神とセットで紹介される事が多く、俵屋宗達の風神雷神図屏風は有名。
天神様(天神とは雷神のことでもある) 藤原時平の陰謀によって大臣の地位を追われ、大宰府へ左遷された道真は失意のうちに没した。彼の死後、疫病がはやり、日照りが続き、また天皇の皇子が相次いで病死したり、さらには清涼殿が落雷を受け多くの死傷者が出たりした。これらが道真の祟りだと恐れた朝廷は、道真の罪を赦すと共に贈位を行った。 朝廷は北野天満宮を建立して道真の祟りを鎮めようとした。また、太宰府にも太宰府天満宮が建立された。 現代では祟り神ではなく学問の神として受験シーズンには活躍する。