■日本の神様--神様紹介

風神
風の神は邪気のことであり、風に乗ってあちこちをさまよい、人を見れば口から黄色い息を吹きかけ、病気にしてしまう。
鬼の姿を模し、巻き髪、筋骨たくましく牙をむいた青鬼。大きな袋を持ってこれをふいごのようにして風を起こす。
千手観音の眷属で手の指は4本ずつ、足の指は2本ずつ。
雷神とセットで紹介される事が多く、俵屋宗達の風神雷神図屏風は有名。

雷神
日本の民間信仰や神道における雷の神である。
牛の角を持ち虎の革のふんどしを締め、太鼓を打ち鳴らす姿が馴染み深い。
雷神は、小太鼓を輪にめぐらせ、両手にばちを持つ。
千手観音の眷属で足の指は2本ずつだが、手の指は3本ずつの赤鬼。
浅草の雷門は右に「風神」左に「雷神」を安置してあるところから「風雷神門」、略して雷門と呼ばれる。

天神様(天神とは雷神のことでもある)
藤原時平の陰謀によって大臣の地位を追われ、大宰府へ左遷された道真は失意のうちに没した。彼の死後、疫病がはやり、日照りが続き、また天皇の皇子が相次いで病死したり、さらには清涼殿が落雷を受け多くの死傷者が出たりした。これらが道真の祟りだと恐れた朝廷は、道真の罪を赦すと共に贈位を行った。
朝廷は北野天満宮を建立して道真の祟りを鎮めようとした。また、太宰府にも太宰府天満宮が建立された。
現代では祟り神ではなく学問の神として受験シーズンには活躍する。