布袋和尚 人格形成・富貴繁栄 弥勒菩薩の化身といわれる。実在した中国唐代の禅僧。肥満体で生涯定住せず、子供と戯れたという。肩に掛けた大きい袋を堪忍袋といって、寛容で度量の大きいことを表す。 雪の中で横になっていても布袋の身体の上だけには雪が積もっていなかった、または人の吉凶を言い当てたなどという逸話が伝えられる。
七福神<宝船> 七福神が乗る宝物を積み込んだ帆船。 室町時代の末期頃、農民や漁民の民間信仰として成立した、七つの福徳をそれぞれの神に配する。 七福神信仰は江戸時代に盛んとなり、七福神詣、宝船に乗った七福神の絵を枕の下に敷いたり、床の間に飾ったり、商売繁盛の縁起物としても喜ばれるようになる。また、『永き世の遠の眠りのみな目ざめ波乗り船の音のよきかな』という回文歌などが書かれた宝船の絵を枕の下に入れて寝ると良い初夢を見ることができると言われている。